ご挨拶
わが国の新時代の大学院教育を確立する目的で、各大学院が人材育成の目標を明確にし、目標実現に向けて組織的・体系的な教育改革を推進していくことを支援するため、文部科学省と日本学術振興会により実施される大学院教育改革支援プログラムに、バイオサイエンス研究科の「2コース制によるバイオ人材育成プログラム」が採択されました。
バイオサイエンス研究科では、平成16年度から2コース制を取り入れ、入学してくる学生の多様な学習歴やさまざまな進路希望に応じた、きめ細かな教育と研究指導を行える教育プログラムを作ってきました。平成17、18年度の「魅力ある大学院教育」イニシアチブでは、5年一貫のフロンティアバイオコースの教育プログラムの充実を主な目標として、後期課程の学生に海外英語研修をおこなう「科学英語特別講義」や海外研究機関に長期滞在する「国際バイオゼミナール」を必修単位として導入するなど、国際的な視野を持った研究者を育成する教育体系を整備してきました。
河野 憲二 研究科長(2007)
今回の採択は、これまでの本研究科の教育改革への取り組みと実績に加えて、新たに、2年間のバイオエキスパートコースに重点を置いた教育の充実を図っていく点が高く評価された結果です。このプログラムでは、
- 高度な知識を生かして企業で活躍できる人材を育てるためのキャリアパス設計指導の強化
- 優れた研究により修士号を取得することを支援するアドバイザー制度の導入
- IT化による柔軟な学習システムの整備
- 先進的な教育体制を支える教員の更なるスキルアップ
などを重点的に進めていきます。たとえば、前期課程1年次に講義の一環として企業活動を体験するプログラムを取り入れる、前期課程学生の海外での英語研修を可能にする、講座の枠にとらわれず複数のアドバイザーが修士論文完成まで定期的に研究指導を行う、など先進的な大学院教育を実行します。
バイオサイエンス研究科は、教職員全員の不断の努力と学生の皆さんの向上心のもと、平成19年度から21年度の3年間にわたり実施されるこの教育プログラムを通して、わが国におけるバイオサイエンス教育の先導的なモデルを構築していく所存です。
大学院教育改革支援プログラム 取り組み実施担当代表
河野 憲二
