フロンティアバイオコース
教育目標
優れた学力を有し、博士前期課程を修了した後に博士後期課程へ進学を希望する学生に対して、5年間一貫した教育を行うための教育コースです。
将来、国際的に活躍できる自立した研究者を育成することを目標として、解決すべき問題を自ら探しだし、自らの力で問題の解明を行える研究能力、バイオサイエンスに関連する幅広く深い知識の習得、国際性と英語によるプレゼンテーションやコミュニケーション能力の向上などに重点をおきます。また、研究活動における科学技術の問題点やあるべき姿を考察する能力や倫理観を養成します。
コースの選択
フロンティアコースの選択は4月に行います。コース受講者には自らの判断で指導教員や研究テーマの方向を選択させます。
コースの特色
1. 少人数クラスでの討議を中心とした講義と国際化教育
討議や発表を中心とした演習・講義でプレゼンテーションやコミュニケーション能力を育成します。後期課程では、海外から招聘した研究者による集中講義や海外の学生と共に学ぶ国際学生ワークショップにより、世界的に最先端の研究成果を学ぶとともに国際性を養います。また、5年間を通じた英語教育のカリキュラムにより、研究者として国際的に活躍する上で不可欠なコミュニケーションスキルの向上を目指します。
2. アドバイザーコミティーによる研究指導
講座の指導教員に加えて3名以上の関連研究分野の教授・准教授から構成されるアドバイザーコミティーを学生ごとに設置し、定期的に研究成果や研究方針をチェックし、継続的な指導を行います。コミティーメンバーが学位審査委員を兼ねるために、学位論文作成においても効率的な指導が可能となります。
3. クラス担任制度と5年間継続したクラス指導
コース受講者は15名程度の二つのクラスに分かれて、それぞれのクラス担任教員の指導や助言を5年にわたって受けることが出来ます。講座での研究指導とは補完的に、修学上あるいは学生生活上のアドバイスをおこないます。このクラスは、修了までの苦楽を分かち合う研究者の卵の集まりとして様々な活動をおこないます。
カリキュラムの概要
1. 1年次の基礎的専門教育 (必修)
基礎科目としては、バイオエキスパートコースと共通の科目を学びますが、秋学期からはフロンティアコースの独自の講義が始まり、後期課程での高度な研究に対応した基礎知識を学びます。
2. 1・2年次の特論による専門教育 (選択必修)
主に7月から12月までの期間に開講される特論講義では、分子生物学と細胞生物学の幅広い分野の最新の成果を中心に学びます。また、知的財産やバイオインフォマティックスなど融合領域の講義を用意しています。2年間で3科目以上(3単位)の受講が必要です。
3. 5年間を通した英語教育と国際化教育 (必修および選択必修)
5年間を通じて、専任の英語担当外国人教員が、科学の分野での英語によるコミュニケーション能力を指導します。また、前期課程中に1ヶ月間のカリフォルニア大学デービス校にて英語研修を行い研究室に滞在することにより国際性の涵養を図ります。
後期課程では、海外の教育研究連携校から招聘した外国人教員による集中講義により英語での講義および演習を受講することができます。また、国際学生ワークショップでは、海外から招いた学生と寝食をともにしながら研究について討論し生きた英語によるコミュニケーションを学びます。
4. 社会生命科学 (必修)
社会と科学とのかかわりを広い観点から学ぶと共に、倫理学の概説と生命倫理および科学倫理の諸問題について整理します。
